1. 根本理解:新築は“安定型”だが“リターンが小さい”
新築物件は、
設備の新しさから高い人気と入居率
修繕が不要で維持費を抑えられる
という利点がありますが、
その一方で、
初期価格が高く利回りが低い(3〜4%台)
出口(売却)で損益が出やすい
という特徴を理解しておく必要があります。

新築物件は、
設備の新しさから高い人気と入居率
修繕が不要で維持費を抑えられる
という利点がありますが、
その一方で、
初期価格が高く利回りが低い(3〜4%台)
出口(売却)で損益が出やすい
という特徴を理解しておく必要があります。

| No | 注意ポイント | 内容・背景 |
|---|---|---|
| ① 利回り(表面/実質)ギャップ | 表面利回り(家賃÷価格)は5%でも、実質は3%台になることが多い。 | 管理費・固定資産税・修繕積立・空室率を加味した実質利回りで判断。 |
| ② 賃料下落リスク | 築3〜5年目で賃料が5〜10%下落する傾向あり。 | 周辺の築5年〜10年物件の平均賃料を調査しておく。 |
| ③ ローン条件の偏り | 金利1%台でも35年ローンで総支払額が倍増することがある。 | 金利・期間・繰上返済条件を必ず試算。総支払額を可視化。 |
| ④ 税制効果(節税メリット)の過信 | 減価償却・損益通算を過剰に強調する営業が多い。 | 節税効果は”数年限定”。長期的な視点でマイナスにならないか確認が必要。 |
| ⑤ サブリース契約の落とし穴 | 家賃保証型契約で、途中解約や減額リスクが潜む。 | 契約条項(更新時家賃改定・中途解約条項)を必ず隅々まで目を通すこと。 |
| ⑥ 情報開示の偏り | 投資用パンフレットは都合の良い数字のみを掲載することが多い。 | 物件評価書・周辺市場データ・家賃査定サイトを併用チェック。 |
35年ローンで購入した新築物件を築10年で売却すると、ローンの残債がまだ多く残っているケースが多く、その結果、「売却してもローンが完済できない」=残債割れとなる投資家が少なくありません。
対策:長期保有を前提にし、繰上返済のシミュレーションを事前に行い、残債の推移と売却相場を同時に把握することが重要。
新築プレミアムは、最初に誰かが入居した時点で剥落し、その物件は「新築」から「中古」へと変わる。そのため、販売資料にある想定家賃と実際の市場家賃には差が出ることが多いです。
対策:SUUMO、Homes、アットホームなどの賃料相場を実際に確認し、販売会社以外にも賃料査定を依頼し、客観的かつ多角的に判断することが重要。
| チェック項目 | 目安・良否基準 |
|---|---|
| 立地 | 駅徒歩10分圏内/単身需要エリア |
| 利回り | 実質4%以上(新築は3.5%台でも可) |
| 賃料査定 | 3社以上の家賃査定を取得 |
| ローン金利 | 1.5%以下を目安に、固定金利・変動金利のリスクを確認 |
| 管理費・修繕費 | 月1万円以内/長期修繕計画あり |
| サブリース | 契約条件が明示されているか(特に途中解約条項の確認) |
| 事業者の信用力 | 上場企業である、または決算公告があり口コミも確認 |
| 出口想定 | 築10年時点の売却相場・残債を試算 |
| 税効果 | 実効税率と減価償却を考慮し、過度な節税メリットに注意 |
| 相談先 | 複数社で比較提案を受ける(1社契約は避ける) |
新築投資の本質は、利回り3%台でも「安定した運用」と「長期的な視点」で資産を回すこと。
“短期転売益”を狙う投資ではなく、
安定したキャッシュフローの確保、節税効果の活用、将来的な年金代替を目的とする投資スタンスが重要。
そのために必要なのは「利回り」よりも
立地・入居率・管理品質・金融条件の4点。
特にローン条件(返済期間・繰上返済の柔軟性)は収支の生命線。
12年連続グッドデザイン賞受賞
ドイツのデザイン賞「German Design Award 2020」
ドイツデザイン評議会主催、
国際的デザイン賞「ICONIC AWARDS 2025」受賞

取扱物件 |
新築自社ブランド専門 フェニックスシリーズ ZOOMシリーズ AELLシリーズ |
|---|---|
ブランド力 |
業界で唯一12年連続20棟グッドデザイン賞を受賞! ドイツデザイン評議会主催、国際的デザイン「ICONIC AWARDS 2025」受賞 ドイツのデザイン賞「German Design Award 2020」受賞 物件の資産価値がきちんと維持できるため、売却するときもしっかり資産価値が保てる |
物件エリア |
東京(横浜、川崎)の人気エリアのみ 結果、入居率99%を実現 |
ローン審査 |
20代~60代の購入実績あり |
社歴 |
1989年~ |
売上実績 (2024年度) |
379億 |
Amazonギフト券の 有無 |
なし(自社ブランドのみで集客) |
投資対象が 都心近接エリア で、立地と付加価値性(デザイン・ブランド性)を重視する投資家には適している不動産投資会社。
これまでに建築したマンションは約300棟にのぼり、デザインにこだわっているため、社内には多数の一級建築士が在籍しています。
そのため、ZOOMブランドはデザインが評価され、シリーズ物件でグッドデザイン賞等受賞歴もあり、「センスある賃貸マンション」と評価。
また、海外のドイツデザイン評議会主催の国際的なデザイン賞「ICONIC AWARDS 2025」、ドイツのデザイン賞「German Design Award 2020」を受賞。
また、最寄駅徒歩10分圏内・都心近接エリアを重視し、99%の高い入居率を実現。
管理運営の手間軽減を求める投資家には、ワンストップサポート体制が強みになる。
グループ全体で開発、賃貸管理、建物管理、保証・仲介などの事業を展開しており、オーナー様をトータルに支援。

取扱物件 |
新築以外も販売 エステムコートシリーズ |
|---|---|
ブランド力 |
中堅ブランドとして、地域投資家に認知されている |
物件エリア |
東京・名古屋・大阪・神奈川・京都・埼玉 |
ローン審査 |
10万円~を謳っており、頭金10万円のローン審査あり |
社歴 |
1991年~ |
売上実績 (2024年度) |
232億 |
Amazonギフト券の 有無 |
20,000円~ ※期間限定プロモーション |
入居率 99%という数値を公表しており、空室リスク低減をアピール。
また、全国供給戸数ランキングの上位実績を掲げており、一定規模と信頼を示す指標評価できる。
大阪・東京・名古屋を拠点に開発展開しているという体制は、複数都市での展開力を示すものの、人気エリアに限っていない点も考慮が必要。
開発から販売、管理まで自社で手掛けることを企業サイトで打ち出しており、運用面でのサポート力あり。

取扱物件 |
新築以外も販売 ガーラマンションシリーズ |
|---|---|
ブランド力 |
「ガーラ (GALA) マンションシリーズ」を中心としたブランド展開。供給戸数は累計 25,000戸。 |
物件エリア |
首都圏(東京23区・都下、神奈川、千葉、埼玉) |
ローン審査 |
上場不動産系であり、比較的審査は厳しい可能性 |
社歴 |
1980年~ |
売上実績 (2024年度) |
1000億(FJホールディングス全体) ※実需マンションなど、投資用物件以外も含む |
Amazonギフト券の 有無 |
なし |
「ガーラ(GALA)マンション」シリーズというブランドを保っており、テレビCMや広告展開も行っており、知名度が高い。
また、FJネクストグループにおいて、マンション開発だけでなく賃貸管理・建物管理を手がける体制を持っている。
多くの分譲実績があり、管理戸数が多数あるという口コミあり。

取扱物件 |
新築以外も販売 スカイコートシリーズ |
|---|---|
ブランド力 |
中堅・専門分野で認知された投資用マンション会社 大手や超ブランド物件と比べると差違あり |
物件エリア |
首都圏の人気エリア以外も |
ローン審査 |
公表なし |
社歴 |
1969年~ |
売上実績 (2024年度) |
144億 |
Amazonギフト券の 有無 |
なし |
設立から長年運営を続けており、不動産業界での経験・ノウハウ蓄積が期待できる。
スカイコートシリーズ を展開しており、投資用マンションブランドとして一定の定着性あり。
また、物件エリアが首都圏中心であり、需要の高い地域で収益チャンスがある。
マンション経営支援、賃貸管理、物件運営支援事業を持っており、オーナーへの運営サポート体制を備えている点も高評価。

取扱物件 |
新築はETF中心 SYFORME(シーフォルム)シリーズ |
|---|---|
ブランド力 |
『SYFORME』の開発・売買・管理・仲介を一貫で手掛ける一方で古い物件の再販も行う |
物件エリア |
都心エリア |
ローン審査 |
記載なし |
社歴 |
2010年~ |
売上実績 (2024年度) |
290億 |
Amazonギフト券の 有無 |
なし |
“テクノロジー × 不動産”を融合させた新世代の不動産投資企業。
都心ブランド「SYFORME」で安定した入居率を誇り、上場もしているための信頼性が高い。
クラウド投資(利回りくん)も行っている。
また、若年層・海外層にも人気があり。

取扱物件 |
新築はETF中心 ARTESSIMO(アルテシモ)シリーズ |
|---|---|
ブランド力 |
都心の新築・築浅マンション中心として品質・立地を重視 |
物件エリア |
東京都圏・首都圏 エリア |
ローン審査 |
上場企業のため、審査が厳しめの可能性 |
社歴 |
2005年~ |
売上実績 (2024年度) |
644億 ※投資用物件以外の売上含む |
Amazonギフト券の 有無 |
なし(株主優待としてのデジタルギフトあり) |
「都心×新築×ブランド」でリスクを抑えながら中長期安定運用を狙える上場デベロッパー。
安定収入を重視し、長期保有型(家賃収益+将来の売却益)を狙いたい層に向いています。
また、東証プライム上場で資金力・開示体制が整っており、コンプライアンス面でも透明性が高いのもポイント。
自社グループ内で完結するため、品質管理・コスト調整・賃貸管理までを統合しており、投資家は“売ったら終わり”型ではなく、運用・出口までサポートを受けやすい。

取扱物件 |
中古物件を扱う旨の口コミも ベルシード ベルシードステア ベルメント |
|---|---|
ブランド力 |
大手や上場デベロッパーと比較するとブランド影響力は限定的 |
物件エリア |
都心エリア |
ローン審査 |
10万円~を謳っており、頭金10万円のローン審査あり |
社歴 |
2010年~ |
売上実績 (2024年度) |
非公表 |
Amazonギフト券の 有無 |
なし |
新築のみならず、中古・一棟・区分所有をカバーする。
また、エリアは首都圏(東京・神奈川・埼玉)中心に展開しており、特に山手線内外や主要沿線の新築物件に注力しており、賃貸需要の厚い地域を戦略的に選定している点が強み。
一方でIR開示の薄さやブランド知名度、新築利回りの低さなども目立つ。

取扱物件 |
中古マンション仲介がメイン クレイシア(CRACIA)シリーズ |
|---|---|
ブランド力 |
投資用マンション市場では上位の認知度 上場企業として信頼性が高い |
物件エリア |
都心エリア |
ローン審査 |
上場企業として審査が厳しい可能性 頭金10万円のローン審査あり |
社歴 |
2004年~ |
売上実績 (2024年度) |
420億 |
Amazonギフト券の 有無 |
50,000円~ |
「AI査定」「入居率予測」「自動価格調整」を自社システムで実装しており、DXに注力。
「上場企業の信頼性 × 都心立地 × DX管理力」を兼ね備えた、長期安定志向のサラリーマン投資家向けブランド。
新築ワンルーム市場では、FJネクスト・グローバルリンクと並ぶ“安定型3強”の一角。
不動産投資業界では「非上場企業が多い」中で、上場しており一定の信頼感があります。